機械式駐車装置の安全対策
近年機械式駐車装置で痛ましい死亡事故が多発したことにより2015年1月1日、国土交通省より駐車場法施行規則の改正が行われ、大臣認定制度が改正されました。
その結果、2016年7月以降納入する機械式駐車装置は新たな安全基準への適合が要求されることになりました。
IHIパーキングシステムは安全基準をクリアしたより良い駐車装置をご利用者様へご提供いたします。
2016年7月以降の納入物件での変更点
主な追加機能及び変更点 | 追加項目 |
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操作認証 | ●パレット指定番号を、操作開始時(キーON後)と終了時(ゲート閉前)に入力する ●パレット番号「5」の場合⇒「05」の2桁入力(3桁まで入力可能) |
1スパンゲート | ●全機種の門型・せり上がり式で対応 ●ゲート高さ1.2mを採用 |
区画検知センサ | ●各連毎の通路、背面部に設置 |
無人確認ボタン (無人確認入力器) |
●各連の前柱部に設置 ●入出庫完了後、入出庫区画両脇2箇所を押下 |
安全確認ボタン | ●操作盤に設置 ●操作開始時とゲート閉前に押下 |
非常停止ボタン | ●操作盤に設置していたボタンを操作盤下部のBOX外に単独で設置 |
ゲート乗越検知センサ | ●電源ON時は常時検知機能有効 |
後部確認ミラー | ●装置背面側の視認用にミラーを設置 |
周囲安全フェンス | ●周囲安全フェンスとパレットの離隔寸法は基本200mm以上必要 ●リニューアル工事の場合、納まり条件により確保が困難な場合は物件毎に個別判断とする |
単純昇降式装置
昇降横行式装置
大臣認定制度の変更点
従来は「国土交通省認定」とは別に「立体駐車場工業会認定」があり、後者が安全を含めた規定を発行しておりましたが、法改正により安全性に関しても全て「国土交通省認定」で基準を定め、これらの基準への適合を認定の要件とすることに規定しました。